長かったマドリードまでの道のり
マドリードからおはようございます。
リラクセンスボディセラピー協会の熊倉達之＆利子です。
今、マドリードに来ています。
マドリードは午前8時を過ぎてもまだ夜は明けていません。
今思い返しても、
ここまでの道のりは長かった…
そもそも、私たちは
お昼の便で羽田を出て、夕方にミュンヘンに着いて、
そこで一泊しマドリードに入るはずでした。
それが、まさかまさか…
羽田で乗るはずの飛行機に異常が発生！
そして…欠航！！
しかも、
翌日まで乗れる便が無い！！！
とのことで、
羽田空港でまさかの一泊、
羽田空港のホテルで朝を迎えることになりました。
なんとか翌日には、無事に出発できたのですが、
今度は乗り換えのミュンヘンで
到着後、荷物が待てど暮らせど出て来ない…
乗り換えが別の航空会社だったため、
一度入国をし、ダッシュで向かうも
ギリギリアウト…
結局、
さらにミュンヘンでもう一泊することになり、
今度はミュンヘンの空港でもモーニング。
そんなわけで、
遅れに遅れてマドリードに昨日到着しました。
計算してみたら、
自宅からマドリードまでかかった時間…
61時間！！！
「いや〜、散々だったなぁ…」
で済ませたら勿体無い、
ありえない体験をさせてもらうことができました！
今までこんな事は一度もありませんでした。
でもその可能性はいつでもすぐ隣にあったわけです。
「やっぱり何事も
当たり前なんて無いよなぁ…」
と感じるとともに、
その当たり前と思っているものが
どれだけありがたいことか、
改めて実感できました。
また、今回の飛行機の欠航事件のおかげで
人は余裕が無い時やピンチの時にこそ
その人の本質が現れるという事を目の当たりにすることができました。
それこそ、お客様さんも航空会社の方も合わせ、
200人くらいの人だったでしょうか。
一度にあれだけ多くの人の反応や行動で見る機会は今までありませんでした。
人それぞれ状況も全て違うでしょうが、
やはりそこにあるのは、
経験の差なのだろうと感じました。
そして、
どこに価値を置くのかの差なのだろうと感じました。
正直、羽田欠航事件の時は、
それでもまだ余裕なつもりでいたのですが、
さらに、ミュンヘン乗り遅れ事件も経験し、
本当に余裕の無い時の
自分自身の反応や行動というものも
改めて目の当たりにする事ができました。
そして今、改めて振り返ってみると、
「あの時この選択肢もあった」
「なんでこっちにしなかったのだろう」
など、
平静を装っていても
内心は掻き乱されぐっちゃぐちゃ…
冷静な行動をしているつもりでも全体が見えなくなっていた自分に改めて気づかされます。
そして、
そんな感情に振り回されていた僕を横目に、
常に「では次どうするか」とすぐに切り替え行動していた妻のことも思い出されます。
普段自分はこういう人間だと思っていても、
案外思い込んでいるだけでは、
とっさの時に本当の自分が出るものだなぁ
という事を改めて感じ、考えさせられました。
今回の件で、
自分が何に価値を置いているのか、
妻が何に価値を置いているのかが
改めてよくわかりました。
まあ、授業料は結構かかりましたが(^^;)
さあ、ここから続くヨーロッパの旅、
どんな物や人、出来事に出会えるのか？
そして、どんな自分に出会えるのか？
とても楽しみです(^^)
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